ぎっくり腰になると、腰を動かしただけでとても激しい痛みが発生します。 当院ではまず、関連性の高いお尻まわりの筋肉「殿筋」を施術・ストレッチしていきます。 体幹部の筋力低下も考えられるので、並行してトレーニングも行い、筋肉によるコルセットを作っていきます。
ぎっくり腰とはとは一般的に、重いものを持った時や急な体幹の捻転時におこる急性の腰痛を指します。 ただし「ぎっくり腰」という正式な病名はなくて、正しくは「急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)」で、欧米ではその病態から「魔女の一撃」とも呼ばれています。 ぎっくり腰の症状は、急性の筋筋膜性腰痛や腰椎椎間板ヘルニアの病態であることもあり、要因等もその臨床に合わせて様々ですが、共通して年齢(ヘルニアは若年性ですが筋関係は加齢によってよく発症します)、運動不足(急な運動)などが考えられます。
腰椎椎間板ヘルニアは、坐骨神経痛を起こす有名な病気です。発症年令は、青壮年期、20代から40代に、最も多くみられます。人間の腰椎は5個あり、その骨と骨の間に“椎間板”という軟骨と、靭帯からなるお盤状の輪が、クッションの働きをしています。 過激な運動、肉体労働、腰椎のずれにより、椎間板周辺の繊維が、一部断列したり、あるいは髄核が、飛び出したりする事によって、腰骨の後ろの神経を圧迫します。軽度の場合は“椎間板症”と呼ばれ、繊維性軟骨が完全に脱出して、戻れなくなっている状態のことを、“椎間板ヘルニア”と言います。